独自赤外線技術によるボトル管理システム
飲食店におけるキープボトル捜索の課題に対し、 独自開発した赤外線タグ技術を用いて、 低コストかつ高速なボトル捜索システムを実現しました。
概要
飲食店では、お客様のキープボトルを素早く提供することが 求められます。しかし、多数のボトルの中から目的の1本を 探し出す作業には時間がかかり、スタッフの負担や お客様満足度の低下につながっていました。
本システムは、独自開発した赤外線タグ技術を用いて、 多数のボトルの中から目的のボトルを短時間で 発見できるようにしたものです。
課題
キープボトル文化のある飲食店では、来店したお客様の ボトルを素早く提供することが重要です。
ボトル捜索に時間がかかると、そのお客様への提供が 遅れるだけでなく、スタッフが他の接客対応に 回れなくなるという問題がありました。
特に小規模店舗では、限られた人数で接客を行うため、 ボトル捜索にかかる数秒から数十秒の差が、 店舗全体の接客効率に影響します。
既存技術の課題
物品捜索技術としては、BLEタグやRFIDが一般的です。 しかし、飲食店のキープボトル管理用途では、 それぞれに課題がありました。
- BLE:大量のタグの中から目的物を瞬時に 特定する用途には向きにくい
- RFID:技術的には実現可能だが、 読取装置やシステム導入コストが高い
- 小規模店舗:店舗規模に対して 導入コストが過大になりやすい
そのため、低コストで大量のタグの中から 目的物を素早く探し出せる新しい方式が必要でした。
提案
既存技術をそのまま利用するのではなく、 独自の赤外線タグ方式を新たに考案しました。
赤外線は低コスト化に向いている一方で、 光学検知であるため遮蔽による不検知が発生しやすく、 タグ側には長期間の電池駆動も求められます。
本システムでは、これらの課題に対して独自の通信方式と 検出制御を組み合わせ、店舗利用に耐える ボトル捜索システムとして実用化しました。
技術的な特徴
独自の赤外線タグ技術により、大量のタグの中から 目的の1つを短時間で特定できる構成を実現しています。
赤外線方式で問題となりやすい遮蔽や消費電力の課題にも、 用途に合わせたハードウェア設計と制御方式によって 対応しています。
開発内容
タグ捜索技術だけでなく、店舗で実際に利用するための ハードウェア、スマホアプリ、クラウドシステムまで 一貫して開発しました。
- 独自赤外線タグの開発
- タグ捜索装置の開発
- スマホアプリの開発
- クラウドシステムの開発
- 量産を見据えたハードウェア設計
- 店舗運用を想定したシステム設計
成果
本システムは現在、複数店舗にて実証運用を行っています。
従来はコストや性能面で実用化が難しかった 「低コストで大量のボトルから目的物を素早く探し出す」 という課題に対し、独自技術による解決を実現しました。
また、単にボトルを探すだけでなく、 来店客への提供スピード向上や、 店舗スタッフの接客効率向上にもつながる システムとなっています。
担当範囲
本事例では、顧客の現場課題の整理から独自技術の考案、 ハードウェア、ファームウェア、スマホアプリ、 クラウドシステムまで一貫して担当しました。
- 課題分析・システム提案
- 独自赤外線タグ技術の考案
- タグおよびタグ捜索装置の回路設計・基板設計
- ファームウェア開発
- スマホアプリ開発
- クラウドシステム開発
- 試作・量産対応
- 実証運用対応
この事例で示せること
本事例は、単なるボトル管理システムではありません。 既存技術ではコストや性能面で実現が難しかった課題に対し、 独自技術を考案し、ハードウェアからクラウドシステムまで 一貫して開発した事例です。
既存製品では実現できない課題や、 新しい技術的アプローチが必要な案件についても 対応可能です。
既存技術で難しい課題もご相談ください
市販製品では性能やコストの条件を満たせない場合でも、 課題を整理し、専用ハードウェア、組込みソフトウェア、 スマホアプリ、クラウドまで含めた 現実的なシステム構成をご提案します。
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